賃貸物件の入居審査に落ちてしまう人の特徴について解説!
賃貸契約をする際には入居審査というものがあります。審査に落ちると希望する物件を借りることはできません。今回は、入居審査が落ちないか不安に思う方に向けて入居審査に落ちてしまう人の特徴について解説します。審査を無事に通るために必要なポイントについてもご紹介するので、参考にしてみてください。
賃貸物件の入居審査で見られているポイント
入居審査に落ちてしまうと希望する物件を変更しなければいけません。審査に落ちないためにも事前にチェックされるポイントを押さえておきましょう。審査をする主な理由は家賃を支払う能力があるかの確認と近隣トラブルの予防です。そのため、次にあげる点を審査でチェックされます。
収入や預金
家賃と入居希望者の月収を照合して支払い能力があるかをチェックします。一般的に家賃を収入の20~25%程度の範囲にすれば滞納するリスクが減るため、審査に通りやすい傾向にあります。賃貸物件を選ぶポイントの一つにするとよいでしょう。
職業や雇用形態
安定して収入が継続的に入る見込みがあるのかを確認するため職業や雇用形態を見ます。つまり、家賃を滞りなく払えるかをチェックしているのです。基本的に正社員で1年以上の勤務経歴があれば審査には影響しないでしょう。正社員だとしても職業によっては審査に通らないこともあります。派遣やアルバイト・パート勤務は収入が不安定と判断されることも多く、審査に通らない可能性もあるため審査前に不動産会社に確認しておくと安心です。
家賃滞納歴や借金歴の有無
金銭のやり取りが約束通りにできる人かは審査において重要です。携帯電話やクレジットカード、公共料金、家賃の滞納が過去5年以内にあった場合は審査に落ちる可能性が高くなります。金銭のやり取りが円滑にできないと、家賃を支払う能力がないとみなされるからです。
連帯保証人
連帯保証人も審査の対象になります。連帯保証人が家族か家族以外かでトラブルが起きたときに責任がとれるかを判断するためです。また、連帯保証人は本人と同等以上の収入を求められることがあります。連帯保証人の収入が原因で審査に落ちることもあるため注意が必要です。
入居希望者の人柄
不動産会社は大家さんが安心して部屋を貸せる入居者を探すことも仕事のひとつです。入居者の人柄をみて、近所トラブルを起こす可能性があるかを見ます。身だしなみや態度、言葉遣いには気をつけましょう。
賃貸物件の入居審査に落ちてしまう人の特徴
入居審査に落ちてしまう人の特徴をご紹介します。落ちてしまう人の特徴を知ることで、気をつけておくべきポイントが分かります。当てはまる人は注意してください。
家賃の滞納歴がある
家賃を滞納したことがある人は審査に落ちやすくなります。手違いで1日、2日支払いが遅れる程度は問題ないのですが、何度も滞納を繰り返していると滞納記録に残り、信用がないと判断されるからです。滞納記録は保証会社の間で共有されています。未払いを支払っていたとても滞納した事実は残るため審査に影響します。
収入と家賃が見合わない
家賃の支払いが継続できないリスクが高いため審査に落ちることがあります。物件の大家さんも物件を購入したローンを家賃収入で返済している場合がほとんどです。そのほかにも管理組合への支払いもあるため、滞納は大家さんにとって大変困ります。そのため、収入と家賃のバランスが取れていないと家賃を滞納されるリスクがあると判断される可能性があります。
借金がある
借金がある人は支払い能力がないと判断されやすい傾向にあります。カードローンなどで借金をして滞納が続くとブラックリストに記録されます。ブラックリストに記録されると高確率で入居審査に落ちるでしょう。一度登録されると返済したとしても数年間は情報を消せません。最悪、借りられる物件がないということもあるのでとくに注意してください。
態度や身なりが悪い
態度や身なりが悪いと、入居後のトラブルの原因になるのではないかというイメージを持たれてしまい、審査に落ちてしまうこともあります。大家さんや不動産会社に対して横暴な態度をとっていると、懸念点がある人物だと判断されるからです。
賃貸物件の入居審査を突破するためには?
賃貸物件の入居審査を突破するためには次にあげることを意識するとよいでしょう。
家賃を月収の20~25%程度を目安に設定
家賃を月収の20~25%以内に抑えるとよいでしょう。一般的に月収の3分の1程度が住居費の目安となるからです。家賃以外の生活費などを考慮して家賃を決めるのがおすすめです。
不動産会社や大家さんに好印象を与える
印象がよいと審査に通りやすくなります。また、不動産会社にどうしたら入居審査に通るかアドバイスをもらえる場合もあります。自分の状況を正直に伝え、好印象をもってもらうと相談にのってもらいやすくなるでしょう。
まとめ
賃貸物件の入居審査に落ちてしまう人の特徴と入居審査を突破するポイントについて解説しました。不動産会社は入居希望者に部屋を貸すだけが仕事ではなく、物件の所有者である大家さんの代わりに物件の管理も任されています。そのため、大家さんの立場になって入居審査をしなければなりません。大家さんと入居者の双方が安心してやりとりできるよう、物件を借りる側としての最低限の知識とマナーを知っておきましょう。