これで部屋探しが上手になる?部屋探しで押さえるべきポイント
初めての部屋探し、大きな期待で胸がいっぱいになりますよね。しかし、夢と現実に挟まれ、なかなか部屋が決まらないと悩む人も多いものです。この記事では、部屋探しの際に大切な心構えや押さえておきたいポイントを紹介します。最後まで読めば、部屋探しがスムーズに進められるはずです。
部屋探しが下手な人は「あれ」をやりがち!
「部屋探しにあたっての基礎知識は入手したから大丈夫」自信を持って不動産会社を訪ねたけれど、なかなか理想の部屋が見つからない。このお悩み、実は多くの人が経験しています。部屋探しにつまずく人の多くは、共通の問題があります。まずは、共通の問題について解説します。
内見する物件数が多すぎる
賃貸物件サイトでたくさんの物件をピックアップし、すべてを内見する人がいますが、それは間違いです。たくさんの部屋を内見したほうが、いい部屋が見つかりそうじゃないかとの反論がありそうですが、それでは最後のひとつがなかなか決められません。
選択肢が多いと、人は判断できない傾向にあります。選択肢の多さは魅力的です。しかし、目移りして決められない結果、いい物件をほかの人に契約されてしまう可能性もあります。内見数は多くとも3~5部屋くらいにしておきましょう。
理想が高すぎる
部屋に対する理想が高すぎるのも、なかなか決まらない原因です。後悔しないためには、ある程度の理想や条件も必要でしょう。しかし、妥協も大切。どうしても譲れないポイントのみに絞って、部屋を探しましょう。理想を追い求めすぎると、疲れてしまいますよ。
決断のタイミングを逃す
人気の部屋はすぐに決まってしまいます。午前には入居者募集中だったのに、午後には内見できなくなっていた、なんて日常茶飯事です。部屋探しは、タイミングが重要です。慌てて契約して後悔してもいけませんが、時間をかければいい物件が見つかるとも限りません。気になる物件を見つけた際には、決断する勇気も必要でしょう。
気になる物件はすぐに内見しよう!
当日中に決める勢いで、内見に出かけましょう。賃貸物件の情報は毎日更新され、日々新しい物件が新着しています。「ほかにもいい物件が出てくるかもしれないから」といって、内見を先延ばしにしていると、あっという間にほかの人に先を越されてしまいます。基本的に賃貸契約は早いもの勝ちです。時間の許す限り、気になる物件は少しでも早く内見にいきましょう。
逆に内見に行く時間がないからといって、ネットの情報だけで契約するのは本末転倒です。よほどの事情がない限り、賃貸物件は内見してから決めましょう。次の章では、時間のない人でも賃貸物件を内見できるさまざまな方法を紹介します。
自分の都合に合わせて内見の方法を選ぼう
従来は不動産会社に出向いて内見を申込み、担当者と一緒に部屋の内見にいく方法が一般的でした。しかし最近では、不動産会社や実際の部屋まで行かなくても内見できる方法があります。
オンライン内見
引越し先が遠方のため、実際に現地に行って内見できない人や、忙しくて内見の時間が取れない人のため、オンライン内見というシステムがあります。これはLINEやZOOMなどのインターネットツールを利用して、オンラインで内見する方法です。
現地の部屋に出向いている不動産会社や仲介業者のスタッフと、ビデオ通話をしながら部屋を内見していきます。玄関からなかに入り、それぞれの部屋を見て回ったり、窓からの景色や日当たり状況を見たりするだけでなく、建物の外観や自転車置き場、集合ポストの様子などもうかがえます。
また、騒音状態を測定してもらったり、収納スペースやカーテンレールのサイズを寸法してもらったりすることも可能です。オンライン内見なら現地に行かなくても、部屋の様子を見たり聞いたりして体感できます。サイトに掲載されている情報では不充分な点も確認できるでしょう。
セルフ内見
セルフ内見とは、自分だけで部屋を内見するサービスのことです。希望の内見日時を伝え、鍵の保管場所を聞くだけで内見できます。不動産会社に立ち寄ったり、スタッフに同行してもらったりする必要がなく、ひとりで気軽に内見できます。
スタッフからのしつこい営業の心配もありませんし、時間を気にせず思う存分に部屋の隅々までチェックできます。室内や洗濯機置き場のサイズを寸法したり、写真に撮ったりと自由に内見できるでしょう。
しかし、すべての部屋で内見できるとは限りません。また、間取り図やスリッパなどの用意はありませんので、自分で準備する必要があります。自由度が高いとはいえ、予約は必須ですので注意しましょう。
部屋探しはワクワクとドキドキの連続で、探している時間も楽しくて充実しています。しかし楽しい時間もつかの間、なかなか部屋が決まらずに、焦る気持ちが優位になる人も少なくありません。後悔のないように慎重に部屋を選ぶのも大切ですが、ある程度の妥協と勢いも必要です。内見する時間のない人は、紹介した内見方法の利用も検討してみましょう。サイトよりも詳しい情報が手に入り、部屋探しの決め手になるかもしれませんよ。