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賃貸不動産契約時に必要なものとは?契約前の確認点もチェック!

公開日:2021/11/15   最終更新日:2021/11/30


賃貸不動産を借りる場合、早ければ数日のうちに賃貸契約を結ぶこともあります。とくに人気の物件は空きが出てもすぐ埋まってしまうことも多く、スピード勝負でもありますので、不動産の契約に必要なものはあらかじめ揃えておいたほうが安心です。今回は契約の際に必要なものや、契約前に確認するべきポイント、契約の流れなどを解説します。

賃貸不動産契約時に必要なもの

まず、賃貸不動産契約時に揃えておかなければならないものについて説明します。他にも細々としたものは必要になりますが、どんな不動産会社であれここに挙げるものは必ず必要になりますので参考にしてください。

印鑑

大部分の契約書に押印が必要であるように、賃貸不動産を契約する際にも必ず必要なのが印鑑です。賃貸契約書に署名し、押印することで初めて賃貸契約が結ばれることになりますので、印鑑がなくては契約できません。印鑑にもいくつか種類がありますが、もし不動産会社から実印の指定があれば実印を持参しましょう。

実印とは、住んでいる土地の市役所に印鑑登録をしてある印鑑のことです。各種契約書のほか、重要な場面では実印を求められることがあります。市役所で比較的簡単に登録できるため、印鑑登録をしていない人はこれを機に実印を作っておくと何かと便利です。不動産会社から実印の指定がなければ、認印や銀行印でも構いません。

住民票

不動産会社としては、住む人の身元をしっかり確認する必要がありますので、住民票の提出も必須です。一人暮らしなら一人分の住民票で大丈夫ですが、もし家族で住むのであれば全員分の住民票を用意してください。住民票は市役所の窓口で請求できるほか、マイナンバーカードを作成済みの人であれば最寄りのコンビニなどでも取得できます。

身分証明書

住民票と同じく、自分の身元を証明するための身分証明書も必要です。免許証・パスポート・マイナンバーカードなどであればその一点のみで証明書として使えますが、健康保険や年金手帳であれば二点提出を求められる場合もあります。

契約金

賃貸不動産を借りる際には最初にさまざまなお金がかかります。退去時に物件を原状回復させるために事前に収めておく敷金や、大家さんに対して支払う礼金、前もってその月の家賃を支払っておく前家賃、不動産会社へ支払う仲介手数料、万が一火災や水漏れなどで修復が必要になった場合に保証される火災保険など、意外と大きい金額になりますので、あらかじめ心積もりしておきましょう。

賃貸不動産契約前に確認するべきポイント

では、実際に賃貸不動産を契約する前に確認しておいたほうがいいことは何があるでしょうか。

まず、賃貸借契約書には必ず隅々まで目を通しておくようにしてください。細かい文字で難しいことが書いてありそうで、気が進まない…という人も、契約書に署名・押印した時点でその契約書の内容に全面的に合意したと見なされますので、もし何かトラブルになっても「知りませんでした」では通じません。契約前に担当の宅建士が重要事項説明書に基づいて口頭で説明してくれますので、不明な点があればその時に聞くようにしましょう。

次に、契約が決まったら今住んでいる場所の解約手続きをすることになります。契約満了前に退去する場合は、原則一か月前までに大家か管理会社に解約する旨を伝えておく必要があります。もしこの連絡が遅くなれば、新しい住居と古い住居の両方に家賃を支払うことになりますので注意してください。

賃貸不動産を契約するまでの流れ

最後に、賃貸不動産を契約するまでにどのような流れになるのかを説明します。

不動産会社に行く

まずは不動産会社に行って、自分が希望するエリアや間取り、その他こだわりなどを伝えて物件を探してもらい、見学します。事前にインターネットなどで情報収集し目ぼしい物件をピックアップしておくのもオススメです。不動産会社に伝えれば見学できるように取り計らってくれます。

申し込み

住みたい物件が見つかったら、申込書を記入します。この申込書を元に大家や管理会社は入居審査を行います。借主の収入、勤め先などを加味し、家賃の支払い能力に問題がないと見なされ入居審査をクリアできれば契約の手続きが勧められます。

重要事項説明

前述しましたが不動産会社の宅建士が書類と口頭で説明を行います。この作業は宅建士の資格を持っている人にしかできません。

契約書に記入し、署名と押印をする

契約内容に疑問がなく、納得できれば、ついに契約書に記入することになります。本人だけではなく連帯保証人の署名が必要なこともありますので、場合によっては持ち帰って後日郵送で提出という流れになります。

諸費用を支払う

敷金や礼金など、必要な費用を支払います。着手金として契約締結前に一部を支払っておく時もあります。支払い方法は現金や振込みなどの方法がありますので、事前に確認しておくと安心です。

 

住宅購入と違い、賃貸の物件であれば気軽に手続きして借りられるような印象を持っている人もいるかもしれませんが、いくら賃貸でも「契約」が生じるからにはさまざまな手続きが不可欠です。あらかじめ揃えておくことのできるものがほとんどですので、いざ契約になった際に慌てて準備しなくてもいいように、事前に把握しておくことをオススメします。

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